清水幾太郎『論文の書き方』(岩波新書)を読む。
1959年に発刊された本であるが、その鋭さは少しも衰えてはいない。
ボクが特に参考になったのは、
「
自分があらかじめ持っているイメージを大切にし、それを書きとめることで、
曖昧なイメージが明確になることが多い」(一部要約)
「考えられ、調べられて、それが紙に書きつけられるとことによって、
今まで考えもしなかった観念や思いつきが心に浮かんでくる。
また、最初のイメージ自体が変化して、豊かなものになる。」(一部要約)
という部分。
エントリーシートで何を書こうか迷ってしまうことの多い、この時期。
とにかく書きとめてみることから始めてみたい。
あまり考えすぎずに書きだすといろいろと思い出したり、まとまったりするものだと、
ボク自身、日々実感してます。
最後に、参考までに本書の紹介文を、文中から抜粋。
論文やリポートは、なかなか書けないものである。もとより、「いかに考える
べきか」を離れて「いかに書くか」は存在しえない。著者は当代一流の文章家。
その文体の明晰暢達はひろく知られている。読者は、著者の多年にわたる
執筆経験に即しながら、文章というものの秘密を教えられ、文章構成の基本的
ルールを興味深く学ぶことができよう。
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